ラオスで2015年3月から最低賃金の水準が引き上げられることがアナウンスされたようです。
これまの月額62.6万キープから一気に90万キープとのこと。
ドル換算(2015.1.29現在)すると約110ドルになります。
隣国カンボジアでは先に段階的な引き上げが発表されており、2015年の最低賃金は月額で110ドルとなっていましたので、これと同じくらいになるようです。(ただし、カンボジアは2018年には160ドルだそうなので、ラオスのほうがしばらくは低めに抑えられるかもしれません。)
周辺国に比べて人口が少なく大量採用がしづらいラオスでは、国内人材のつなぎとめと海外からの投資に対する優位性という両面から政府の舵取りが求められることになりそうです。
一方、タイはどうかというと、全国一律2012年に月額200ドル、バンコクやプーケットなど一部では300ドルとなっています。
中国(広州)、マレーシア、インドネシアなどは月額250ドル前後のようです。
これらの賃金水準は主に工場ワーカーの最低金額というイメージなので実勢の相場はやや異なると考えておいてよいでしょう。また賃金水準は、ワーカーかマネージャ管理職か、また外国語の習得状況などによって、各地で異なるので、進出に際しては事業やニーズなどに合わせて個別に調査をする必要があります。
人件費は採用側としてはできるだけ抑えたいと考えるものですが、所得水準の向上は、ひいてはその国の消費活性化につながってくるので、現地の経済成長とバランスして事業を考えていくことが肝要ですね。
ラオス、最低賃金引き上げ 3割増 労働力流出を抑制(SankeiBiz, 2015.1.28)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150128/mcb1501280500005-n1.htm
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Dee Marketingでは、ラオスでの人材確保、人材育成、労働市場に関わるリサーチなども行っていますので、ラオス進出を検討される際にはぜひお問合せください。
これまの月額62.6万キープから一気に90万キープとのこと。
ドル換算(2015.1.29現在)すると約110ドルになります。
隣国カンボジアでは先に段階的な引き上げが発表されており、2015年の最低賃金は月額で110ドルとなっていましたので、これと同じくらいになるようです。(ただし、カンボジアは2018年には160ドルだそうなので、ラオスのほうがしばらくは低めに抑えられるかもしれません。)
周辺国に比べて人口が少なく大量採用がしづらいラオスでは、国内人材のつなぎとめと海外からの投資に対する優位性という両面から政府の舵取りが求められることになりそうです。
一方、タイはどうかというと、全国一律2012年に月額200ドル、バンコクやプーケットなど一部では300ドルとなっています。
中国(広州)、マレーシア、インドネシアなどは月額250ドル前後のようです。
これらの賃金水準は主に工場ワーカーの最低金額というイメージなので実勢の相場はやや異なると考えておいてよいでしょう。また賃金水準は、ワーカーかマネージャ管理職か、また外国語の習得状況などによって、各地で異なるので、進出に際しては事業やニーズなどに合わせて個別に調査をする必要があります。
人件費は採用側としてはできるだけ抑えたいと考えるものですが、所得水準の向上は、ひいてはその国の消費活性化につながってくるので、現地の経済成長とバランスして事業を考えていくことが肝要ですね。
ラオス、最低賃金引き上げ 3割増 労働力流出を抑制(SankeiBiz, 2015.1.28)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150128/mcb1501280500005-n1.htm
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